大学生のときにニコを聴いていた。
ニコのアルバムに、『チェルシーガール』という素敵なアルバムがある。知っている人は知っている『ヴェルヴェットアンダーグラウンド&ニコ』のニコである。
冒頭の「美しい季節」から、美しさ全開である。頻繁に聴くアルバムではないけど、1度再生すると、その素晴らしさに沈黙してしまう。これをレコードで体験していた世代が羨ましい。
1967年の作品で、ドアーズが出て来た時期の作品だ。タイトル曲の「チェルシーガール」も、優しい雰囲気の曲である。
この時期、ベトナム戦争が起こっていた。日本でもアメリカでも反戦運動が起こっていた。ジミヘンもジャニスもまだ生きていた。ガルシアマルケスの『百年の孤独』が発表された年だったか。
ニコの歌は、とても優しい。これを初めて聴いたのは大学生の頃。いい思い出だ。
キャロル・キングの『タペストリー』が発表されたのは1971年。「ロコモーション」を書いたのがキングだと知ったのは最近でした。これも『チェルシーガール』もレコードで聴きたい。