洋楽雑記帳

暇なときに更新します。

クラウトロックとコニープランク。

この前に書いたクラウトロックに関する文が、ロッキングオンのサイトに載っていた。仕事の合間にこういう文を書くようにしている。書いて掲載されるかは書かないとわからないが、とにかく書いてみるようにしている。

自分がクラスターを聴き始めたのは大学に入ってからだった。スカイレコードのクラスター作品の国内盤CDを聴いていた。Youtubeもストリーミングもない時代である。惹かれたのは、ポップで聴きやすかったからだった。特に『クリオズム』『グロッセルヴァッサー』。

どちらもコニープランクが製作。クラウトロックの大半が武骨でセンスがないけど、クラスターやノイはポップで面白い。カンはダサくてかつ武骨なのがいい。

医療従事者への慰労金

病院勤務の医療従事者に慰労金が支払われるという。

昨日、私もその書類を書いた。

具体的な金額は伏せるけど、この非常事態にこれはありがたい。

身の回りのもので足りないもの、古くなったものを買い換えるつもり。この前、特別給付金をもらった。あれは一度で終わるのだろうか。

大学生のときにニコを聴いていた。

ニコのアルバムに、『チェルシーガール』という素敵なアルバムがある。知っている人は知っている『ヴェルヴェットアンダーグラウンド&ニコ』のニコである。

冒頭の「美しい季節」から、美しさ全開である。頻繁に聴くアルバムではないけど、1度再生すると、その素晴らしさに沈黙してしまう。これをレコードで体験していた世代が羨ましい。

 

1967年の作品で、ドアーズが出て来た時期の作品だ。タイトル曲の「チェルシーガール」も、優しい雰囲気の曲である。

 

この時期、ベトナム戦争が起こっていた。日本でもアメリカでも反戦運動が起こっていた。ジミヘンもジャニスもまだ生きていた。ガルシアマルケスの『百年の孤独』が発表された年だったか。

 

ニコの歌は、とても優しい。これを初めて聴いたのは大学生の頃。いい思い出だ。

 

キャロル・キングの『タペストリー』が発表されたのは1971年。「ロコモーション」を書いたのがキングだと知ったのは最近でした。これも『チェルシーガール』もレコードで聴きたい。

メインストリートのならず者から48年経って。

2010年のことだった。

ローリングストーンズの「メインストリートのならず者」が未発表曲と一緒に再発された。

ミック・ジャガー自身が、このアルバムをいい出来だと思っていなかったのは知られているだろう。録音が気に入らなかったのだろう。細かいノイズが混じっているためか。

そういうこともあるけど、スイング感が抜群のこのレコードはいつ聴いても素晴らしい。全18曲、どれも素敵だ。ただ、初めてストーンズに触れるという人には別なレコードを勧めるだろう。ストーンズをある程度聴いた人のためのものだ。

2010年に出たボーナストラックもなかなかいい。これも含めたスーパーデラックスエディションも出ている。もうすぐこの大作から50年になるが、アニバーサリー盤は出るだろうか。

ジャズのアナログレコード。

ひそかな野望というか願望がある。Miles Davisのアナログレコードを、中古レコード店を回り、買い漁ることだ。今、Milesのアルバム『リラクシン』のアナログを聴いてこれを書いているけど、彼の残した作品はどれも聴いていていい気分になれる。

聴いていて、疲れないのだ。面白い本を読んでいても疲れないのと同じである。つまらない本やレコードだったら聴いたり読んだりすることが苦痛であり拷問だが。

ジョン・コルトレーンソニー・ロリンズについても同様だ。彼らの音源はストリーミングにあるのでレコードじゃなくてもいいが、音の迫力や緊迫感はレコードで聴くのが良いと思う。

 

マイルスデイビスの『カインド・オブ・ブルー』は素敵だ。個人的には『ビッチェズブリュー』よりも好きである。彼らの音源を中古(中古でなくともいいが)レコード店で買い漁りたいが、金がなければできない。なので「願望」のままで終わりそうだが。

タワレコのアナログコーナー

疲れている時にはひたすらじっとしているか、聴きやすいテクノを聴いたりする。

今日、札幌のタワレコNirvanaのアナログを購入。『ネヴァーマインド』。このオリジナルからもうすぐ30年が経過する。ふしぎだが、今でもそこそこ聴ける。CDでもいいとは思うけど、アナログだと音の迫力がやや違う。

少し前に、The Beatlesの『プリーズ・プリーズ・ミー』の中古レコード盤を買った。1963年のこのアルバムはラジオやレコードで聴かれることを前提として作られたと思う。

うちにある安物のアナログプレーヤーでもそこそこいい音は出る。これも中古だけど、Madonnaの『ライク・ア・ヴァージン』の12インチの音も、もともと曲が優れているということもあるけど、アナログ45回転だとなおいい。

 

Depeche ModePet Shop Boysも、80年代のシングルは12インチアナログ盤で聴かれるようにできていると思う。もうアナログの時代ではないが、札幌のタワレコにはアナログコーナーがあり、私のようなおっさんが覗いているのだ。

SNSに群がっている暇な人たち。

Twitter町山智浩氏のアカウントを見たら、リプライ欄が閉じられていた。

理由はだいたい想像がつく。ろくでもない、しかも大量のリプライばかりが来るからだろう。今現在、新型肺炎が流行していて、日本中に無職が山ほどいる。無職でやることがないと、人間ろくなことをしない。私も無職だったときがあるけど、劣等感でいっぱいで、読書と漫画に逃げる毎日だった。

幸いにも非正規ながら職にありつけているので、他人のSNSのコメント欄にいちいちコメントするようなことはしない。仮に無職でそういう暇があれば、職安に行く、アルバイト情報誌を見るなど、いくらでも時間を有意義に使えそうだが、そのような暇人は他人の足を引っ張ることしか頭にないのか、いちいちTwitterやらブログやら匿名の掲示板で偉そうにコメントしかしない。

私は明日の出勤のことがあるので、夕食の準備とかを考えるけど、暇な人たちはもしかしたら実家住まいの人が多いのだろうか。夕食も風呂も朝食も親が準備するのだろうか。いい年してそういうことくらい自分でやればいいのに。探そうと思えば働き口とかは見つかると思う。そうすれば自分の部屋くらい持てるだろう。

私が20代のとき、youtubeが出現。そのときは、暇つぶしができる、くらいに思っていたが、今現在、動画に大量のコメントがくっついている。そしてそこには醜い誹謗中傷ばかり。2020年の現在、なんでこんなにウェブ上に悪口やらヘイトやらが書き込まれるのか、そういうコメントを残す人はたぶん暇な学生か無職だろう。私の嫌いな言葉だけど、「無敵の人」という概念がある。「失うものが何もない人」のことだという。要するに、社会的地位も、職も、財産も何もない人たちのことだ。他人にヘイトコメントする人たちには、そういう「無敵の人」が山ほどいるのだろう。

2008年のことだ。秋葉原で大量殺人事件が起きた。犯人は当時20代の非正規で、かれもいわゆる「無敵の人」だった。2001年の池田小での殺人犯も、やはり無職の「無敵の人」だったのだ。

そういう人はこの世にいくらでもいるだろう。であればそこから抜け出す方法を模索するほうが、人殺しをするよりはるかにいいと思うけど、人間、低きに流れるのか、自分より弱い人間に嫌がらせをするんだろう。嫌がらせをしたあとで、必死で自己弁護をする。だけど、屁理屈をこねるのがいやになり、また他人へのヘイトを行う。そしてそれを自己弁護……の無限のループだ。

その行きつく先が、秋葉原の事件であり、京アニの放火だったり、池田小の事件なんだろう。

自分はそうなりたくはなかったので、なんとか職を探して生活している。低賃金だけど、食っていけている。安いけど賞与も出る。